アカシアハニーって、何の蜜?


コロナ禍による蜂蜜需要の高まりで、よく見たり聞いたりしたことのある『アカシアハニー』。ただ、アカシアハニーという名前でも、蜜源は『アカシア』じゃないんです。

アカシアとニセアカシア

『アカシア』という植物(属)は存在します。
花もつけますし、皆さんも見たことがあるのでは?というものです。黄色くてちっちゃいポンポンみたいな花をたくさんつける、『フサアカシア』や『ギンヨウアカシア』に代表される植物、これが『アカシア』です。
そして、MYHONEY含め、ほとんどのアカシア蜂蜜を扱っておられる養蜂業・はちみつ屋さんが “アカシアハニー” と呼ぶ蜂蜜の蜜源になる植物が『ニセアカシア』なのです。

なんで『ニセ』なの?

明治時代に北米から日本に持ち込まれた、寒い地域でも繁殖力の強い『ニセアカシア(和名:ハリエンジュ)』は、当時は『アカシア』と呼ばれ、荒地や河川敷の緑化、街路樹などにも広く用いられました。しかしその後、オーストラリアの象徴とされるアカシア属の植物との混同を避けるため、『ニセアカシア』と呼ばれるようになったようです。

ちなみに、『フサアカシア』のような、黄色いポンポンみたいな花をつける『ミモザ』も混同されがちですが、これもまた別の植物です。

アカシア蜂蜜は何の蜜?

ここまで来ればお分かりでしょうが、はい。そうなんです。アカシアハニーは、『ニセアカシア』の花の蜜です。
「アカシア蜂蜜」として、本当に『フサアカシア』や『ギンヨウアカシア』から採れた蜂蜜を販売している方がいらしたら申し訳ないですが、おそらくほぼ全てと言って良いほど、アカシア蜂蜜は『ニセアカシア』の花の蜜を、ミツバチさんが集めて蜂蜜に仕上げてくれたものなのです。

MYHONEYのアカシア蜂蜜も『ニセアカシア』から採れた蜂蜜を使用しております。
少し紛らわしいのですが、日本国内では一般的に蜜源植物の名称として、「アカシア」といえば「ニセアカシア」を指しまして、MYHONEYとしましても、馴染みのある一般的な呼称に倣っております。

こだわりのアカシアハニー

MYHONEYのアカシアハニーは、日本の1/5以下しか農薬を使っていない農業大国・ハンガリーの、広大な『ニセアカシア』の森で収穫された蜂蜜で、ハンガリーが国を上げてその品質や価値に向き合っている「国の特産品」の1つなのです。

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